【2025年2月最新】ストレスチェックサービスおすすめ3選!メリットや選び方を徹底解説
ストレスチェックは自社で行うと担当者の業務負担が大きいため、ストレスチェックサービスの利用を検討する企業も増えています。しかし、「どのストレスチェックサービスを選べばいいか分からない」という人も多いでしょう。
当記事ではおすすめのストレスチェックサービスを紹介します。ストレスチェックサービスの利用メリットや選び方も解説しているので、当記事を読めば自社に合ったストレスチェックサービスを選べるようになります。ストレスチェックサービスの利用を検討している方はぜひご覧ください。
ストレスチェックサービスとは?
ストレスチェックサービスとは、ストレスチェックを代行してくれるサービスのことです。ストレスチェックは文字通り従業員にストレスをチェックする調査のことで、2015年の 労働安全衛生法の改正により、50人以上の事業所で義務化されています。
2024年には厚生労働省が実施する「ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」にて、従業員50名未満の事業所でも義務化する方針も検討されており、今後施行される可能性が高いです。※
ストレスチェックは自社でも実施できますが、知見のある人材や産業医がいなければ適切に行うことができません。ストレスチェックサービスを利用すれば、自社にストレスチェックを行える人材がいなくても、適切なストレスチェックを実施できます。
ストレスチェックの目的
ストレスチェックは以下の3つの目的で実施されます。
- 従業員のメンタルヘルスの維持
- 職場環境の改善
- 企業イメージの向上
ストレスチェックを実施する最大の目的は、従業員のメンタルヘルスの維持です。定期的にストレスチェックを行うことで、心身に負担を抱えている従業員を洗い出し、問題が表面化する前に対策を講じることができます。
また、従業員のメンタルヘルスを把握し、組織全体や部署ごとに存在するストレスの要因を分析・対策することで、職場環境を改善することも可能です。
さらに、ストレスチェックを適切に行うことで、外部からコンプライアンスを遵守する企業であると評価され、企業イメージのアップにつながります。以上のように、ストレスチェックを適切に行うことで、企業も多くの恩恵を受けることが可能です。
ストレスチェックサービスの必要性
メリットも多いストレスチェックですが、前述の通り、自社で適切に実施するとなると、専門知識を持つ人材や産業医との契約が必要になります。しかし、ストレスチェックを行える人材は貴重で、採用する場合は時間がかかることも少なくありません。
また、ストレスチェックは基本的に以下のような手順で実施され、業務量が多いです。
- 方針や体制の決定
- 従業員への周知
- 調査票の作成・配布・改修
- 調査結果の集計・分析
- 労働基準監督署への報告
- 調査結果を基にした改善
上記の業務を自社で行おうとすると、担当者に大きな負担がかかりかねません。ストレスチェックサービスを利用すれば、ストレスチェックに関する業務を効率化できる上、豊富なノウハウを持つ専門家のサポートが受けられます。結果として、より少ないリソースで効果的に従業員のケアや職場の改善をすることが可能です。
ストレスチェックサービスのメリット
ストレスチェックサービスを利用するメリットは以下の通りです。
特に自社のリソースを軽減できる点は大きなメリットとなります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
専門家によるアドバイスを受けられる
ストレスチェックサービスをすることで、サービスを提供する企業に属する専門家からアドバイスを受けることができます。ストレスチェックを社内の環境改善につなげるためには、集計結果を適切に分析し、効果的な改善施策を行うことが重要です。
ストレスチェックサービスを利用すれば、従業員の属性ごとに分析できる機能や、集団分析の結果を可視化する機能などが搭載されています。そのため、自社に専門知識がなくても適切な分析を行うことが可能です。
分析結果を基にした施策を行う際には、専門家から施策に関するアドバイスを受けられます。カウンセラーや産業医による面談の手配をはじめとしたサポートも受けられるので、効率的に改善施策を実施することが可能です。
自社の負担を軽減できる
ストレスチェックサービスを利用することで、自社の負担を軽減できます。前述の通り、ストレスチェックでは数多くの工程を踏む必要があります。特に工数がかかりがちなのが、調査票の準備や回収、集計作業です。
ストレスチェックサービスでは多くの場合、厚生労働省が推奨する「職業性ストレス簡易調査票」に準拠した調査票のテンプレートが用意されています。加えて、調査票の回収や集計作業についても自動化できるため、担当者の工数を大幅に削減することが可能です。
また、調査票の回答をPCやスマホからスキマ時間で行えるようになるため、ストレスチェックに参加する従業員の負担も削減できます。
さらに、労働基準監督署への報告書提出についても、最初から報告を見越した調査票を利用することで円滑に行うことが可能です。以上のように、ストレスチェックサービスを利用することで、自社にかかる負担を軽減できます。
従業員が安心して受験できる
従業員が安心してストレスチェックを受験できるようになることも、ストレスチェックサービスを利用するメリットです。
ストレスチェックは、従業員が正直に回答しなければ正確な結果を得ることができません。しかし、職場の環境によっては上司や人事担当との人間関係が原因となり、回答を調整してしまう従業員が出てくることも少なくありません。また、自分の心身の状態を社内の人間に知られたくないと考える従業員がいることも多いです。
ストレスチェックサービスでは、ストレスチェックを完全に外部委託にし、自社の限られた人にしか結果が共有されないようにすることもできます。結果的にストレスチェックの結果が社内に漏れるリスクを抑えられるので、従業員が安心して受験できる環境を作り出すことが可能です。
ストレスチェックサービスの選び方
ストレスチェックサービスを選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。
特に効果的な改善施策の提案や、カウンセラーや産業医の派遣まで依頼したい場合は、フォロー体制やサポート体制は万全かをよく確認しておきましょう。それぞれ詳しく解説します。
受験方法は選択できるか
まずは受験方法を選択できるか確認しましょう。ストレスチェックサービスによっては、Web上と紙面の両方で受験できるものもあります。特に従業員全員にPCを配布していない企業の場合は、両方の受験方法を選択できた方が効率良くストレスチェックを実施することが可能です。
また、従業員が外出する機会が多い企業の場合、PCや紙面では従業員が回答する時間をとれないことも少なくありません。PCだけでなくスマートフォンやタブレットでも受験できるサービスを利用すれば、従業員が外出先でもストレスチェックに回答できるようになるので、より効率良く調査票を回収できます。
ストレスチェックサービスを選ぶ際には、自社の環境にあった受験方法を選択できるものを選択するようにしましょう。
設問数は充実しているか
続いては設問数の充実度も確認しましょう。原則として、ストレスチェックでは厚生労働省が推奨する「職業性ストレス簡易調査票」に記載されている57項目に対応している必要があります。
多くのストレスチェックサービスでは上記の項目に対応したテンプレートが用意されているので、ストレスチェックの実施自体に問題が発生することは基本的にありません。しかし、より深い分析を行いたいのであれば、上記に追加して設問数を増やすことが重要になります。
設問数が80項目ある「新職業性ストレス簡易調査票」に対応しているサービスであれば、80項目での調査が可能です。また、サービスによっては「新職業性ストレス簡易調査票」の枠も超え、100問以上の設問を設定できるものもあります。
ただし、設問を多く設定すると、オプション料金などが必要になることも多いです。ストレスチェックサービスを選ぶ際には、予算とも相談しつつ、自社で分析したい内容にあった設問を設定できるものを選定するようにしましょう。
フォロー体制やサポート体制は万全か
ストレスチェック後の改善施策を効果的に実施したい場合は、フォロー体制やサポート体制が万全かも確認しましょう。
ストレスチェックで高ストレス状態と判定された従業員は休職や離職につながるリスクが高いため、早急に対策することが重要です。しかし、基本的にカウンセラーや産業医との面談は希望制となるため、周りの目を気にして希望しないことも少なくありません。
フォロー体制が万全なストレスチェックサービスを選べば、面談前の相談も行ってくれるので、従業員が面談を受けやすい環境を作り出せます。また、カウンセラーや産業医とのマッチングに時間がかからないため、すぐに面談を実施することが可能です。
加えて、分析結果や職場環境改善のサポートまで一括で依頼できるサービスであれば、集団分析の結果から適切な改善策を提案してくれるので、職場環境の改善を効果的に行えます。調査後の施策に力を入れたい場合は、サービスのフォロー体制やサポート体制も確認しましょう。
費用は適切か
ストレスチェックサービスを選ぶ際は、費用が予算に合っているかも確認しましょう。基本的に、ストレスチェックサービスは費用が安いほど利用が検討しやすいです。しかし、費用が安いサービスはサポート体制が十分でないことが多く、個人情報の扱いにも不安が残ります。
一方で、調査の設問数やサポート体制が充実しているサービスは料金が割高なことが多いです。ストレスチェックサービスを選ぶ際には、必要な機能や求めるサポート内容を明確にした上でサービスを比較し、予算に合ったサービスを選ぶことが重要になります。
一般的に、ストレスチェックサービスを提供している企業では無料で見積もりをしてくれるので、見積もりの内訳を吟味して、利用するサービスを検討するのがおすすめです。
多言語対応しているか
グローバル展開している企業の場合は、検討しているストレスチェックサービスが多言語対応しているかも重要なポイントになります。日本語話者以外が多く所属する企業の場合、日本語のみのストレスチェックでは正確な調査結果が得られないことも少なくありません。
特に海外拠点などでストレスチェックを実施する場合は、多言語対応しないと受験率が上がらないおそれもあるので、検討しているサービスが多言語対応しているかあらかじめ確認しておきましょう。
おすすめのストレスチェックサービス3選
ストレスチェックサービスの利用メリットや選び方が分かったところで、おすすめのストレスチェックサービスを3つ紹介します。それぞれのサービスの特徴は以下の通りです。
おすすめのストレスチェックサービス | 特徴 |
---|---|
LLax forest | 設問数と独自の分析結果画面が魅力 |
ストレスチェッカー | シンプルかつ柔軟性に富んだストレスチェックサービス |
ORIZIN | 最低限の自社リソースでストレスチェックを実施可能 |
それぞれ異なる強みがあるので、自社に合ったものを選びましょう。
LLax forest
料金プラン | ベーシックプラン:2,400円/年×利用人数 |
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機能 | 調査票作成 データ分析 自動フィードバック 経済効果シミュレーションなど |
実績 | 要問い合わせ |
電話番号 | 03-5209-8500 |
会社所在地 | 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-2-3 |
LLax forestはSOMPOグループが提供するストレスチェックサービスです。計108問も設問が用意されており、調査したい項目に合わせてカスタマイズできます。メンタルヘルスに関する質問の他、従業員の運動習慣や睡眠習慣といった身体に関する質問や、職場環境に関する設問も存在するので、従業員の状態を多角的な視点から調査することが可能です。
調査結果の分析画面では、全体の統計がグラフで確認できる他、「メンタル」「フィジカル」「エンゲージメント」の3項目で調査結果が可視化されるため、組織全体の課題点を一目で把握できます。
従業員へのフィードバックも自動化されている上、それぞれの従業員に調査結果をもとにした改善策に関する動画を提供してくれるので、調査後の施策も効率的に行うことが可能です。
ストレスチェッカー
料金プラン | 無料プラン 57問:無料 WEB代行 57問:250円~/人 WEB代行 80問:250円~/人 紙プラン:450円~/人 |
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機能 | 調査票作成 集団分析 分析結果のコンサルティング 産業医のマッチングなど |
実績 | 要問い合わせ |
電話番号 | 03-6273-0072 |
会社所在地 | 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目13-7 名古路ビル本館4階北 |
ストレスチェッカーは8,000社以上で利用されているストレスチェックサービスです。シンプルで分かりやすい機能と柔軟性が特徴で、調査は紙面とWeb上の両方で実施できます。設問も基本的には57問と80問で選択する形式となっており、そのまま調査に利用することが可能です。
集団分析のサポートや産業医のマッチングなど、調査後のサポート体制も充実しており、ストレスチェックに関する業務を一任できます。オプションによって設問の追加やより詳細な調査結果の分析も依頼できるため、より深い分析にも対応することが可能です。
料金体系もシンプルで分かりやすいため、初めてストレスチェックサービスを利用する企業にもおすすめのサービスとなっています。
ORIZIN
料金プラン | 要問い合わせ |
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機能 | 調査票作成 ストレスチェック実施代行 多言語対応 eラーニング動画配信 産業医とのオンライン面談など |
実績 | 日清食品ホールディングス株式会社 法務省 全国健康保険協会など |
電話番号 | 050-1741-7172 |
会社所在地 | 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-8-10 クリエイトビル |
ORIZINは使いやすさにこだわったストレスチェックサービスです。スタンダードプランでは専門家がストレスチェックの実施を代行してくれるので、自社のリソースを割かずにストレスチェックを実施できます。
設問数も基本的なものが用意されている他、項目の追加も可能なので、自社に合わせたストレスチェックを実施することが可能です。
また、高ストレス者判定が出た従業員には産業医のオンライン面談を提供しています。従業員は産業医と対面する必要がないため、面談を受けるハードルが低くなっており、忙しい従業員でもスキマ時間で面談を受けることが可能です。
14か国語以上の言語に対応しているのも特徴で、グローバル展開している企業でも利用しやすくなっています。実績も豊富なため、安心して利用できるストレスチェックサービスです。
【まとめ】ストレスチェックサービスは利用しやすいものを選ぼう
ストレスチェックサービスのおすすめや利用メリット、選び方について解説してきました。
ストレスチェックサービスを利用すれば、自社のリソースを抑えてストレスチェックを実施できます。専門家による分析サポートや産業医との面談のフォローなども行ってくれるので、従業員のメンタルケアや職場環境の改善を効果的に行うことが可能です。
ストレスチェックサービスを選ぶ際には、受験方法の柔軟さや設問数に着目しましょう。加えて、フォロー体制やサポート体制が充実しているサービスを選べば、より効果的な調査を実施できます。
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