Cariot(キャリオット)の評判・口コミは?導入メリット・注意点も解説

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Cariotの評判は?口コミや特徴を解説

業務上車両の運用が必要になる企業が必ず抱えることになる車両管理業務は、事業規模が大きくなり、所有する車両が増えるほど業務量が多くなります。そのため、一定のタイミングで抜本的な業務改善が必要になることが多いです。

そこで利用したいのがCariotです。

Cariotを導入すれば、車両の動態確認をリアルタイムで行えるようになる他、車両管理業務のペーパーレス化も実現できます。

当記事ではCariotの特徴や基本情報を解説しつつ、実際に導入したユーザーからの評判や口コミを紹介します。Cariotを利用するメリットやよくある質問も解説しているので、車両管理システムの導入を検討している方はぜひご覧ください。

目次

Cariotとは

Cariotとは

Cariotとは、自社の車両の状態を管理できる車両動態システムの1つです。専用の車載デバイスを自社の車両に取り付けるか、モバイルアプリを起動することで、車両の位置をはじめとしたデータをリアルタイムで取得できます。

取得したデータはシステム上で可視化され、一元管理が可能です。また、車両の動態の確認だけでなく、運転日報の自動作成機能やアルコールチェック機能なども搭載しており、車両管理に関する業務を効率化できます。

管理側だけでなく、ドライバー側についてもわずらわしい業務がなくなるので、運転業務中に別の業務に意識が向くこともありません。結果的に安全運転に集中できるため、事故のリスク軽減にもつながります。

Cariotの基本情報

Cariot
引用元:https://www.cariot.jp/
料金プラン導入費用:0円
月額費用:要問い合わせ
機能DriveView
エリアマップ
車両予約
配送計画
遅延の検知など
強みコミュニケーションコストを削減できる
モバイルアプリで運用可能
日報作成の自動化など
導入実績株式会社マイナビ
株式会社京都新聞印刷
UCCコーヒープロフェッショナル株式会社など
評判の要約車両業態の把握ができ、今後のアップデートも期待できる
おすすめな企業ドライバーへの問い合わせ業務の効率化や車両管理業務ペーパーレス化を目指す企業
企業名株式会社キャリオット
電話番号050-1782-3760
会社所在地〒105-0004​
東京都港区新橋5丁目13番4号
YMG新橋ビル6F​

Cariotでは車両の動態確認や運転状況の管理を効率的に行えます。ドライバーの業務負担を減らす機能も充実しており、日報作成機能や安全運転の意識付けに活用できるような機能も利用可能です。

運送業だけでなく、社用車を利用した営業を行っている企業に幅広く活用されています。

Cariotの特徴
  • リアルタイムで位置情報を把握して業務に活用できる
  • 車両管理業務をDX化できる
  • クラウドサービスなので導入が容易

Cariotの機能の特徴

Cariotの機能の特徴

Cariotの機能の特徴としては以下のようなものがあります。

特にアプリを利用すれば社債デバイスが必要ない点は、大きなメリットと言えるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

全車両の位置情報とステータスをリアルタイムで可視化

まず、Cariotでは管理している車両の位置情報やステータスをリアルタイムで可視化できます。3秒に1度という高頻度で情報が更新されるため、車両に起きた異常をすぐに把握することが可能です。

特に、運送業のトラックや商談に向かう営業車の場合渋滞による遅延が事業に大きな影響を与えかねません。Cariotを導入すれば、渋滞状況をリアルタイムで検知できるため、取引先に事前に遅延連絡が可能な上、他の車両が渋滞しているルートを通らないように情報共有することが可能です。

他にも非効率な運行ルートの洗い出しや、車両の老朽化の把握なども迅速に行えるので、車両管理業務における改善策の立案もしやすくなっています。

指定車両の到着予定時刻を把握できる

Cariotでは指定車両の到着予定時刻を把握することも可能です。車両の状況が表示されたWebページのURLを発行でき、確認することで車両の位置情報とともに到着予測時間も把握できるので、到着時間に関する問い合わせなどにも適切に対応できます。

到着時刻に関する問い合わせは自社の信用問題にも関わるため、可能な限り正確な情報を共有しなければなりません。Cariotで発行したWebページのURLには取引先に共有しても問題ない情報のみが記載されているため、そのままURLを取引先に送ることも可能です。

結果的にシステムで算出された到着予定時間をリアルタイムで共有できるため、信用度の担保としても効力を発揮します。

運転するだけで走行記録が取れる

運転するだけで走行記録が取れるのも、Cariotの特徴です。ドライバーがシステムを起動しておけば、運転するだけで詳細な走行記録を自動記録できるため、車両の管理を大幅に効率化できます。

記録できる主なデータは以下の通りです。

  • 走行の軌跡
  • 走行時間
  • 走行距離
  • 急加速・急減速
  • 急ハンドル
  • 最高速度・速度超過

特に注目すべきは、急加速や急減速などのような危険運転に関するデータを収集できることです。危険運転にあたるような記録がされた際には管理者に通知されるように設定することも可能で、リアルタイムで危険な車両を把握できます。

車載デバイスとして提供されているドライブレコーダーを利用しているのであれば、危険運転時の動画をオンラインで確認することも可能です。収集したデータはクラウド上で一元管理できるので、社内のペーパーレス化にも効果を発揮します。

Cariotアプリがある

専用アプリで運用できることも、Cariotの特徴です。Cariotの導入時には車載デバイスを購入することもできますが、ドライバー全員分のデバイスを購入すると、ある程度のコストがかかります。

専用アプリをスマホやタブレットにインストールすれば、端末のGPS機能でCariotの機能を利用できるため、車載デバイスの購入をする必要がありません。アプリの場合は車載デバイスよりも機能が制限されますが、乗車前点検やドライバーの位置情報確認など、基本的な機能は利用できます。

結果的に、低コストで車両管理業務を効率化することが可能です。

日報の作成を効率化できる

Cariotを導入すれば、ドライバーの日報作成を効率化できます。車両の駐停車場所や時間が自動で記録される他、あらかじめ取引先を登録しておけば、自動で訪問記録や滞在時間が記録されるようになるため、日報の大半を自動化することが可能です。

さらに、先述したモバイルアプリを利用すれば、車両の活動ステータスを手動で登録することも可能なので、日報の自動化できない部分も現場で記載できます。また、車両の日常点検の記録やアルコールチェックの記録など、日報以外で記録が必要な項目についても自動で記録できるので、日報の枠を超えてドライバーの管理が可能です。

Cariotの利用料金

Cariotの利用料金

Cariotは無料で導入することが可能です。ただし、車載デバイスの契約台数や利用するアカウント数によって変動する月額利用料がかかります。月額利用料は明文されていないため、料金を知りたい場合は問い合わせの上、見積もりを取らなければいけません。

なお、契約は最低5台または5アカウントからとなっているため注意が必要です。また、デバイスを導入する場合、デバイスの送料がかかります。

加えて、ドライブレコーダーについてはリースなどがなく、買い切りのみに対応しています。ドライブレコーダーを導入する場合は、別途取り付け費用も発生するので注意が必要です。

Cariotの良い評判・口コミ

Cariotの良い評判・口コミ

Cariotの良い評判・口コミには以下のようなものがありました。

口コミに詳しく見ていきましょう。

良い評判・口コミ①ニーズに合ったサービス向上が期待できる

Cariot利用者がサービスのアップデートに期待感を持っていることがうかがえる口コミです。Cariotはクラウド型の車両管理システムなので、導入後に自動で機能アップデートの恩恵を受けられます。

自社でシステムを運用している中で生じた要望をフィードバックしていくことで、より使いやすいシステムに進化していく可能性があるので、提供会社への定期的な報告は重要になるといえるでしょう。

Cariotの悪い評判・口コミ

Cariotの悪い評判・口コミ

Cariotの悪い評判や口コミについては、現状見つけることができませんでした。今後発見できた場合、順次追記していきます。

Cariotの導入メリット

Cariotの導入メリット

Cariotを導入するメリットは以下の通りです。

基本的には業務効率化や、リスク管理機能によって事故を予防できるのがメリットとなります。また、それぞれのメリットによって職場環境が改善されることで、ドライバーが定着しやすくなるのもポイントです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションコストが削減できる

1つ目のメリットはコミュニケーションコストを削減できることです。Cariotでは車両の位置情報や到着予定時間をリアルタイムで確認できるため、ドライバーに細かく確認をとる必要がありません。

前提として、管理者とドライバー間のコミュニケーションは頻繁に行うことができません。Cariotを導入せずに状況の確認をする場合、基本的には電話で確認することになりますが、ドライバーが運転中であることが多いため、連絡がつかないことも多いです。

Cariotを導入すれば、そもそも連絡を取らなくてもドライバーの状況を確認できるので、連絡がつかないことで業務が円滑に進まないリスクを低減できます。

業務効率化できる

Cariotを導入する2つ目のメリットは、業務を効率化できることです。先述の通り、Cariotを導入すれば管理者とドライバー間のコミュニケーションコストが削減できます。

加えて、車両の走行記録や、危険運転に関するデータの記録を自動化できるため、データ収集を効率化することが可能な上、入力ミスなどのヒューマンエラーが起こることもありません。

さらに、車両の状況をリアルタイムで把握できる機能を活用すれば、時間や曜日による渋滞の傾向や、特定のルートを運転する際のリスクなども把握できます。当該データを活用すれば、問題点の洗い出しやルートの改善が可能です。

他にも日報作成の自動化など、ドライバー側の業務効率を向上できるような機能も搭載されています。以上のような機能を駆使することで、自社の車両管理業務を大幅に効率化できます。

安全運転につながる

Cariotの導入はドライバーの安全運転にもつながります。Cariotではドライバーが急発進や急停止をはじめとした危険運転を行った場合、メールで通知を受け取ることが可能です。結果として、危険運転を行ったドライバーをすぐに把握して連絡し、状況を確かめられます。

加えて、ドライブレコーダーを搭載していた場合は、オンラインですぐに動画を確認することも可能なので、危険運転が発生した原因の究明をすぐに行えます。

また、先述のようにCariotを導入すれば、管理者とドライバーの間で頻繁に連絡を取る必要がありません。そのため、ドライバーが運転に集中できるようになり、事故や交通違反のリスクを低減することが可能です。

ドライバーが定着しやすくなる

上記のようなメリットの相乗効果もあり、Cariotの導入はドライバーの定着率向上にもつながります。Cariotを導入すれば、コミュニケーションコストの削減や日報の自動作成機能などによって、ドライバーの業務が効率化することが可能です。

特に日報の作成は、従来の方法だと逐一記録をとる必要がある都合上、ドライバーの負担になることが多いので、Cariotで効率化すれば業務中に心身の余裕が生まれます。

また、ドライバーは常に交通事故のリスクと隣り合わせです。Cariotには安全運転につながるような機能があるため、事故のリスクを低減できます。結果として、ドライバーにとって働きやすい労働環境を実現することが可能です。

Cariotを導入する際の注意点

Cariotを導入する際の注意点

Cariotを導入する際は以下の点に注意しましょう。

基本的には、発展的な内容を依頼する際に別途費用がかかると考えておくと良いでしょう。それぞれ詳しく解説します。

取り付けを依頼する場合は別途費用がかかる

Cariotの導入時に車載デバイスの取り付けを依頼する場合、別途費用がかかるので注意が必要です。Cariotの車載デバイスには以下のようなものがあります。

  • GPSロガー
  • ドライブレコーダー

上記のうち、GPSロガーについては車内のシガーソケットに差し込むだけで利用できるため、取り付けを依頼する必要がありません。ただし、ドライブレコーダーについては、結線タイプ給電である性質上、取り付けには専門知識が必要です。

社内に取り付けできる人材がいる場合は例外ですが、基本的にはドライブレコーダーを導入する際に取り付け費用が発生することを留意しておきましょう。

個別カスタマイズする場合は別途費用がかかる

Cariotを自社向けにカスタマイズする必要がある場合も、別途費用が発生するので注意が必要です。Cariotはノンカスタマイズの状態でも汎用的な車両管理機能を搭載しているため、基本的にはそのままでも車両管理業務の効率化に活用できます。

しかし、事業が特殊で従来とは異なる部分が多い車両管理業務を行っている場合、Cariotの基本機能では対応しきれないことも少なくありません。そこで、Cariotでは個別のカスタマイズにも対応しています。

カスタマイズを依頼すれば、料金こそかかるものの、自社に最適化されたシステムを利用できるので、効果的に業務を効率化することが可能です。また、継続的なサポートを受けることも可能なので、カスタマイズが起因となったトラブルにも迅速に対応してくれます。

Cariotの導入がおすすめな企業

Cariotの導入がおすすめな企業

Cariotの導入がおすすめな企業は以下の通りです。

特にドライバーと頻繁に連絡を取り合うことが、管理者とドライバーの同胞に負担になっている企業は、Cariotを導入する意味合いが強いといえるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

問い合わせ業務がドライバーの負担になっている企業

まずは問い合わせ業務がドライバーの負担になっている企業です。先述の通り、Cariotにはコミュニケーションコストを削減できるような機能が搭載されています。そのため、ドライバーが問い合わせ業務に時間をとられることが少なくなり、業務に集中することが可能です。

また、取引先との関係値によっては、自社の問い合わせ窓口ではなく、ドライバーに直接問い合わせが来ることも珍しくありません。Cariotを導入すれば、取引先に対して事前に位置情報や到着予定時間が表示されているWebページのURLを共有できるので、取引先はWebページを確認するだけで必要な情報を得られます。

結果的に、取引先からドライバーへの問い合わせも少なくなり、必要以上に業務が増えるリスクを抑えることが可能です。

ペーパーレス化を考えている企業

ペーパーレス化を考えている企業についても、Cariotの導入がおすすめです。企業によっては、車両管理における各種記録の管理やドライバーの日報などで紙を利用していることも少なくありません。

結果的に保管する紙の資料が増えて、保管場所のコストや雑費などが発生しやすいです。また、紙の資料は紛失や盗難などの人災リスクや、火災などによる紛失リスクにも備える必要があります。

Cariotを導入すれば、車両管理業務の大半をシステム内で完結させられるため、業務のペーパーレス化を実現できます。ペーパーレス化することにより、紙で情報を保管することで発生するコストやリスクを低減することが可能です。

Cariotの導入が向いていない企業

Cariotの導入が向いていない企業

管理する車両の台数が少ない企業は、Cariotの導入に向いていません。前提として、Cariotの契約台数は5台からです。所有している車両が5台未満の企業でも契約自体は可能ですが、5台分の月額料金が発生することになるので、費用対効果が低くなってしまいます。

特にドライブレコーダーを導入する場合、レコーダーの購入が必要になるので、より多くの不要なコストが発生することになります。所有車両が少ない企業の場合は、1台から契約できるような車両管理システムを検討すると良いでしょう。

Cariotの導入事例

Cariotの導入事例

Cariotの導入事例を紹介します。紹介する導入企業は以下の通りです。

導入企業導入で得られた成果
株式会社マイナビ営業車の安全運転管理の効率化に成功
株式会社オープンハウスデータを基に費用対効果を最大化
有限会社キャスコジャパンデータを活用して労働環境管理を改善

それぞれCariotを活用して自社の課題を解決しているので、活用のイメージを描く参考にしてみてください。

株式会社マイナビ|営業車の安全運転管理の効率化に成功

株式会社マイナビでは、2,000人を超える営業担当者や取材担当者が、社用車やレンタカーを利用して業務を行っています。

Cariot導入以前は、事故やトラブルの際にドライバーが自己申告で報告書を提出していたため、ドライバーの業務負担が多く、管理者側としても事象の発生から状況把握までのタイムラグを課題としていました。

Cariot導入後は、自社向けにカスタマイズした機能を活用し、車両管理業務をすべてシステム上で管理できるような体制を整えました。特に急ハンドルや急ブレーキなどの危険運転があった際にリアルタイムで通知される機能によって、当初の課題だった事故やトラブルの際の業務効率改善に成功しています。

株式会社オープンハウス|データを基に費用対効果を最大化

株式会社オープンハウスでは、Cariotで収集できるデータを活用し、車両台数の削減と安全運転の意識付けに成功しています。

従来は車両管理業務をGoogleスプレッドシートで行っており、詳細な稼働状況の把握や各拠点の必要台数の管理ができていない状況でした。そこで、自社が方針としているデータドリブンな業務を目指し、Cariotの導入を決めます。

Cariot導入後は各店舗が保有する車両それぞれの稼働率をモニタリングできるようになり、不要な車両の削減に成功しました。また、稼働状況ごとに車両を分類する機能を利用して、各店舗に車両を最適に配置しています。

さらに、副次的な効果として、安全運転に関する機能を活用することで、安全運転の意識づけにも成功しました。今後はドライバーの安全意識をより向上させ、事故リスクの低減を目指す方針です。

有限会社キャスコジャパン|データを活用して労働環境管理を改善

有限会社キャスコジャパンは、東京港からのコンテナ輸送を中心に事業を展開している企業です。トラックによる運送業務も行っており、位置情報の把握にコストを割いてきた過去があります。

十数年前から独自開発された位置情報管理システムを運用していましたが、システムの開発元がサービスの終了を告知したため、急遽別の位置情報管理システムが必要になりました。そこで既存システムの開発元にすすめられ、Cariotを導入した経緯があります。

Cariot導入後は従来のシステム以上に正確に車両の位置情報を把握できるようになり、ドライバーへの指示も円滑に行えるようになりました。ドライバーの業務も効率化され、勤務時間の削減に成功しています。

結果、運送業としては珍しく、週休2日の勤務体制を実現できており、他社と比較しても優れた労働環境を維持しています。

Cariotの導入手順

Cariotの導入手順

Cariotの導入手順は以下の通りです。

それぞれの手順について詳しく解説します。

1.公式サイトから問い合わせ・契約

まずは問い合わせと契約を行いましょう。公式サイトにアクセスし、サイト内の「問い合わせ」ボタンから問い合わせフォームを開きます。問い合わせフォームには以下のような項目が用意されているので、入力して送信を行いましょう。

  • 法人または団体名
  • 部署・課
  • 役職
  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 導入目的
  • 問い合わせ内容

問い合わせフォームの送信を行ったあとは、指示に従って操作をしていくことで契約することが可能です。なお、より迅速に契約を行いたい場合は、窓口に電話することで円滑に契約を行えます。

2.車載デバイスの納品

契約が完了したら、指定した納品場所に設定済みの車載デバイスが届きます。ドライブレコーダーの納品を依頼しており、自社での取り付けに不安がある場合は、窓口で依頼することで取り付けまで実施してくれるので、あらかじめ依頼しておきましょう。

並行してメールでCariotの管理システムが共有されるため、管理システムへのログインが可能になります。なお、車載デバイスや管理システムの納品までは10日程度かかるので、あらかじめ想定しておきましょう。

3.Cariotの設定

車載デバイスの納品や管理システムの共有があった後は、Cariotの初期設定を行います。初期設定で最も工数がかかる作業が各種データの追加です。Cariotを運用するために顧客やドライバー、車両のデータを取り込む必要があるので、データの準備や入力に時間がかかります。

また、追加したデータをシステム上で活用できるように、レポートやダッシュボードの設定も必要です。初期設定については提供会社のサポート担当から支援を受けることも可能ですが、一般的には1~3ヶ月程度かかるので、デバイスの納品にかかる期間と合わせて導入期間として見積もっておきましょう。

4.運用スタート

初期設定が完了したら、運用を開始しましょう。運用を開始してしばらくは、初期設定で追加したデータしか存在しないため、Cariotの機能を最大限利用できません。

運用してしばらくすると各車両の運行記録や車両点検記録、アルコールチェックの結果などが蓄積され、ダッシュボードやレポート等でより高度な分析を行えます。

データの分析を多角的に行えるようになれば、問題点の洗い出しや改善策の立案が可能になるため、車両管理業務全体の生産性を向上させることが可能です。

Cariot以外の「車両管理システム」を紹介

Cariot以外の「車両管理システム」を紹介

Cariot以外でおすすめの車両管理システムには以下のようなものがあります。

名称特徴
Tcloud for SCMより運送業に特化した機能が利用可能
SmartDrive Fleet他社ツールとの連携性が特徴
LINKEETH DRIVE用途に合わせて利用する車載デバイスを選べるのが特徴

それぞれCariotとは異なる強みを持っているので、合わせて検討してみてください。

Tcloud for SCM

Tcloud for SCM
引用元:https://tsuzuki.jp/jigyo/scm/

TCloud for SCMは、スマートフォンのみで車両の動態管理や日報作成、配送予実管理などが行える車両管理システムです。

スマホアプリで車両管理ができる点はCariotと共通ですが、Tcloud for SCMはより運動業に特化した機能を搭載しており、納品先をカルテ形式で管理する機能や温度管理機能、検品管理機能なども備えているのが特徴です。

料金プラン要問い合わせ
機能動態管理
運行実績一覧確認
各種通知機能
到着時刻予測
温度管理機能など
導入実績要問い合わせ
電話番号03-6833-7777
会社所在地〒105-8665
東京都港区新橋6-19-15

SmartDrive Fleet

SmartDrive Fleet
引用元:https://smartdrive.co.jp/fleet/

SmartDrive Fleetは、Cariotと同様、車載デバイスとモバイルアプリの両方を利用できるタイプの車両管理システムです。

最大の特徴は他社ツールとの連携性で、採用している企業も多い業務管理プラットフォームの「kintone」や、他社の到着遅延通知サービスなどと連携できます。特にkintoneと連携可能なのは大きな強みで、走行履歴や日報をkintone側で確認できるため、業務効率を向上させることが可能です。

料金プラン要問い合わせ
機能アルコールチェック機能
走行履歴確認機能
運転診断機能
車両予約機能
運転日報作成機能など
導入実績中国電力株式会社
株式会社湘南ベルマーレ
株式会社パソナグループなど
電話番号
会社所在地〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-1-2
日比谷三井タワー12階

KITARO

KITARO
引用元:https://kitaro-sdp.com/index.html

KITAROはさまざまな車載デバイスを提供している車両管理システムです。

用途に合わせて利用する車載デバイスを選べるのが特徴で、基本的な機能が利用できるアダプター式のデバイスやドライブレコーダーを始めとして、デジタルタコグラフやバイク用の車載デバイスも提供しています。

また、1台から利用が可能なので、Cariotを利用する規模ではない企業でも導入しやすいのがメリットです。

料金プラン端末レンタルプラン
・初期費用:無料
・月額利用料:3,360円/台
端末買取プラン
・初期費用:31,200円/台
・月額利用料:1,980円/台
クラウド型デジタルタコグラフ
・初期費用:93,500円/台
・月額利用料:3,080円/台など
機能位置情報・走行履歴機能
日報作成機能
危険運転通知機能
安全運転評価機能など
導入実績三菱商事エネルギー株式会社
株式会社シマ商会
株式会社コマキなど
電話番号03-6205-8016
会社所在地〒105-0003
東京都港区西新橋2-3-1
マークライト虎ノ門 8F

Cariotに関するよくある質問

Cariotに関するよくある質問

Cariotに関するよくある質問をまとめました。内容は以下の通りです。

実際にCariotを導入する前に、あらかじめ確認しておきましょう。

システムの動作環境は?

Cariotのシステム動作環境は以下の通りです。

PC環境以下のブラウザの最新バージョンで利用可能
・Google Chrome
・Mozilla Firefox
・Microsoft Edge
モバイルアプリiOS:15.0以上
Android:9.0以上

PCではOSによる環境依存はなく、ブラウザ依存になります。ブラウザについては上記の最新バージョンを利用すれば問題ありません。

一方、モバイルアプリはiOSなら15.0以上、Androidなら9.0以上で利用できます。ただし、Androidの場合はタブレットの動作サポートは行っておらず、端末によってバックグランド起動ができないので注意が必要です。

契約期間中の解約は可能?

Cariotは最低1年間の基本契約期間が設けられており、期間中の途中解約については受け付けていません。一度契約すると最低でも1年は利用し続けなければならないため、あらかじめ窓口に疑問点や懸念点を問い合わせておき、認識のミスマッチを減らしておくことが重要です。

また、Cariotの契約は自動更新制となっています。解約をしたい場合は、契約満了日の30日以上前に解約申請をする必要があり、解約申請が間に合わなかった場合は自動的に契約が更新されてしまうので注意しましょう。

契約期間中の契約数の増減は可能?

契約期間中の解約はできませんが、契約中に契約数を増やすことは可能です。料金については契約満了まで月単位で追加されることになります。ただし、契約期間中に契約数を減らすことはできないので注意が必要です。

また、機能の一部だけを利用するような契約もできません。基本的に契約した場合はすべての機能が解放されることになるので、費用対効果を高めたいのであれば、機能を使い切るような運用方法を考えることをおすすめします。

既存のアルコール検知器は利用できる?

CariotではBluetooth連携できるアルコール検知器が中央自動車工業社製の「ソシアックNEO BLUE」に限定されており、他の検知器をBluetooth連携することはできません。

そのため、既存のアルコール検知器を保有していたとしても、当該製品でなければBluetooth連携をして利用することは不可能です。

ただし、既存のアルコール検知器をBluetooth連携せずに使用し、検知された数値を手動でシステムに入力する形をとれば、他のアルコール検知器でも業務に対応できます。

手動入力が必要になる分、Cariotの導入目的の1つであるドライバーの業務負担軽減の効果が薄れるので、基本的には指定のアルコール検知器を使用するのがおすすめです。

車載デバイスが故障したらどうなる?

車載デバイスが故障した場合の対応は、提供されているデバイスによって異なります。GPSロガーの場合はレンタルで提供されることになるため、無償での交換を受けることが可能です。

一方、購入して使用することになるドライブレコーダーについては、1年間のメーカ保証期間の間であれば保証対応を受けられます。ただし、交換対応や保証対応を受けられるのは、あくまで車載デバイスが起因の故障のみです。

運転中の事故や乱雑な使用など、自社のドライバーが起因となって起きた故障については、対応を受けられないので注意しましょう。

Cariotの評判・口コミまとめ

Cariotの評判・口コミまとめ

Cariotの特徴や評判などについて解説してきました。

Cariotを導入すれば、車両の位置情報や到着予定時間をリアルタイムで把握できるようになります。また、日報の作成に必要なデータを自動で取得できるため、日報作成にかかる工数が減り、ドライバーの業務負担を削減することが可能です。

加えて、車両管理業務で必要になるデータの記録や管理をシステム上で行えるため、業務のペーパーレス化が実現できます。ただし、契約台数は5台からなので、所有している車両の台数が少ない企業が利用すると、費用対効果が低くなる点には注意が必要です。

車両管理業務の効率化やドライバーの業務負担軽減を目指している企業は、ぜひ導入を検討してみてください。

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