【2026年最新】飲食店向けPOSレジおすすめ比較5選|小規模店向けの選び方や補助金の活用術を解説

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おすすめの飲食店向けのPOSレジを紹介します。選び方や機能、料金相場、補助金なども解説しているので、当記事を見れば自社に合ったPOSレジを選定可能です。飲食店向けのPOSレジの導入を検討している方はぜひご覧ください。

目次

飲食店向けPOSレジとは

「飲食店向けPOSレジ」とは、単なる会計機能だけでなく、注文管理・調理連携・売上分析までを一括で行う店舗経営の基幹システムです。

現在はiPadなどのタブレットを活用するクラウド型が主流で、低コストながらインボイス制度やキャッシュレス決済、モバイルオーダーといった最新のニーズに柔軟に対応できるのが特徴です。

導入することで、オーダーミスの防止やレジ締めの時短だけでなく、蓄積されたデータから売れ筋商品を把握できるため、小規模店でも戦略的な店舗運営が可能になります。

従来の専用機との違い

従来のレジスター(ガチャレジ)は、単に金額を集計して現金を保管する「会計機」に過ぎませんでした。

それに対し、現在の主流であるPOSレジは、会計と同時に「いつ・何が・何個売れたか」という詳細なデータをリアルタイムで蓄積・分析できるのが最大の違いです。

また、従来の大型POS専用機と比べても、iPad等を利用するタブレット型は、設置場所を選ばないコンパクトさと、数分で完了するアプリ更新によりインボイスなどの制度にも迅速に対応できる柔軟性を兼ね備えています。

これにより、小規模店でも大手チェーン並みの高度な売上管理が低コストで実現可能になりました。

飲食店向けPOSレジおすすめ10選を徹底比較

スクロールできます
おすすめのPOSレジ初期費用月額費用種類特徴
Airレジ0円月額費用:0円タブレット型初期費用・月額費無料
スマレジ0円月額費用:0〜15,400円タブレット型高機能で柔軟性が高い
Square0円
※別途、端末の購入が必要
0円
※別途、決済手数料がかかる
タブレット型導入スピード、入金サイクルが早い
初期費用、月額費用が無料
POS+food20,000円〜14,000円〜タブレット型飲食店特有の機能を網羅
ワンレジ要問い合わせ要問い合わせタブレット型飲食店経営者が開発した現場主義

Airレジ

Airレジ
メリット
  • 全機能が完全無料
  • Airペイとの連携で業務効率化
  • 飲食店向けの機能が優れている
デメリット
  • 機能の拡張や連携面が弱い
  • サポートが手薄
  • iOS専用でAndroidは非対応
初期費用0円
月額費用0円
POS種類タブレット型
キャッシュレス決済・クレジットカード
・電子マネー
・QRコード
公式HPhttps://airregi.jp/

リクルートが提供するAirレジは、初期費用と月額費用が0円から利用でき、特に小規模な個人店から絶大な支持を得ています。

操作がシンプルで使いやすく、同じリクルートが提供するAirペイとの連携で主要なキャッシュレス決済に対応できるのが大きなメリットです。

コストを抑えつつ、信頼性の高いシステムを導入したいオーナーに特におすすめのサービスです。

スマレジ

スマレジ
メリット
  • 本格的な在庫管理機能
  • サポートが手厚い
  • 無料プランから始められる
  • 機能の拡張性が高い
デメリット
  • Android端末は利用不可
  • 機能追加でコストが上がりやすい
  • 機能が多すぎて設定が大変
初期費用0円
月額費用0〜15,400円
キャッシュレス決済クレジットカード、電子マネー、QRコード
公式サイトhttps://smaregi.jp/

スマレジは、基本機能の高さに加えてスマレジ・アプリマーケットから必要な機能を自由に追加できる拡張性が魅力です。

例えば、モバイルオーダー機能や高度な在庫管理機能、特定の会計ソフトとの連携など、自店の成長に合わせてシステムをカスタマイズできます。

分析機能も非常に強力で、時間帯別・商品別の売上分析はもちろん、ABC分析など経営判断に役立つデータをリアルタイムで抽出可能です。将来的な多店舗展開や、データに基づいた戦略的な店舗経営を目指す方に最適なPOSレジです。

Square

初期費用0円
※別途、端末の購入が必要(4,980円〜84,980円程度)
月額費用0円
※別途、決済手数料がかかる
キャッシュレス決済クレジットカード、電子マネー、QRコード
公式サイトhttps://squareup.com/jp/ja

Squareは、アカウント作成から導入までのスピード感が最大の特徴で、最短当日中に利用を開始できます

専用のレジ端末Square RegisterやSquare Standは非常にスタイリッシュなデザインで、洗練された雰囲気のカフェやアパレル併設の飲食店によく馴染みます。

決済手数料以外の月額固定費が無料のプランもあり、イベント出店やキッチンカーなど、場所を選ばず柔軟に利用したいニーズにも応えてくれます。煩雑な契約手続きを避け、シンプルかつおしゃれにレジを導入したい場合におすすめです。

POS+ food

初期費用20,000円〜
月額費用14,000円〜
キャッシュレス決済クレジットカード、電子マネー、QRコード
公式サイトhttps://www.postas.co.jp/function/postas-food/

POS+(ポスタス)は、飲食店に特化した機能を網羅したクラウド型POSレジです。

単なる会計機能だけでなく、原価管理や勤怠管理、さらには再来店を促すための顧客分析機能までがワンセットになっています。

特に、注文データと連動した在庫管理機能は精度が高く、食材のロス削減に大きく貢献します。また、多言語・多通貨対応などインバウンド対策にも強く、中規模以上のレストランや、オペレーションを徹底的にシステム化したい店舗に向いています。

導入時の設置設定やトレーニングなど、サポート体制が手厚い点も安心材料です。

ワンレジ

初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
キャッシュレス決済クレジットカード、電子マネー、QRコード
公式サイトhttps://one-regi.com/

ワンレジは、現役の飲食店経営者が現場の悩みを解決するために開発したPOSレジです。

スタッフによる不正防止機能や、シフト管理、売上目標に対する達成率の可視化など、マネジメント層が欲しい機能が凝縮されています。

また、飲食店に特化した1,000種類以上の機能が標準搭載されており、カスタマイズなしでも現場の運用にフィットしやすいのが強みです。

導入後のアフターフォローも充実しており、操作方法だけでなく「どうすれば利益が出るか」という経営的なアドバイスも期待できる、現場重視のオーナーに選ばれている一台です。

飲食店向けPOSレジの料金相場

飲食店向けPOSレジにかかる料金は初期費用と月額費用の2種類があります。それぞれの料金相場を解説します。

初期費用

機能詳細
最低限必要な物iPadなどのレジ端末本体(約5〜15万円)
レシートプリンター(約3〜5万円)
キャッシュドロア(約1万円)
キャッシュレス決済端末(〜数万円)
ネットワーク環境:4,000〜5,000円
オプションキッチンプリンター:3〜5万円
ハンディ端末:数万円/台
導入サポート:3〜10万円
自動釣銭機:50〜100万円以上

タブレット型POSレジの導入には、ソフトの利用料だけでなく、ハードウェアの準備費用がかかります。

一般的にレジ端末本体、キャッスドロア、キャッシュレス決済端末など最低限必要な物を揃えるだけでも10〜20万円程度はかかります。

さらに飲食店の場合、注文を受けるためのハンディ端末や、厨房に設置するキッチンプリンターを複数台用意すると、合計で30万〜50万円程度になることも珍しくありません。

初期費用を抑えたい場合は、既存のiPadを活用したり、周辺機器がセットになったお得なスターターパックを比較して選ぶのが賢いやり方です。

月額費用

月額利用料は、0円から15,000円程度まで幅があります。

AirレジやSquareのように、基本機能を無料で提供しているサービスは、コストを抑えたい小規模店にとって非常に強力な選択肢となります。

一方で、月額1万円前後の有料プラン(スマレジやPOS+など)は、詳細な在庫管理、高度な分析、多店舗一括管理、24時間の電話サポートといった付加価値が提供されます。

月額費用は、そのコストによって「どれだけの事務作業時間が削減され、人件費が浮くか」という費用対効果の視点での比較が長期的な満足度に繋がります。

飲食店向けPOSレジの機能

飲食店向けPOSレジは、単なる会計機ではなく、現場のオペレーションと経営管理を統合するシステムです。主要な機能を3種類に分けて解説します。

主要な機能

日々の営業の土台となる機能であり、これらがスムーズに動くことで、人為的なミスを最小限に抑えられます。

機能詳細
会計・スマート精算商品検索やタッチパネルでの直感的な入力により、自動で正確な計算を行う機能
営業データの可視化リアルタイムで売上を収集し、時間帯や客層別の動向を可視化する機能
注文管理テーブル番号と注文を紐付け、キッチン伝票へ自動出力する機能
商品・メニュー管理トッピングやセット内容などの複雑な注文分岐を詳細に設定できる機能
原材料・原価の管理出庫データから理論在庫を算出し、食材のロス率を浮き彫りにする機能

接客特化機能

人手不足の解消や客単価アップ、非接触ニーズに応えるための機能です。

機能詳細
ハンディオーダースタッフが客席で注文を受け、厨房へ移動することなく手元でデータ共有する機能
セルフオーダー顧客自身のスマホからQRコード等で注文してもらい、接客の手間を削減する機能
モバイルオーダー店外からの事前注文・決済により、テイクアウトの行列や予約キャンセルを防ぐ機能
テーブルオーダー各客席に設置した専用タブレットから直接注文を受け、ホールの負担を軽減する機能
キャッシュレス決済連携クレジットカードやQR決済と連動し、二度打ちの手間と計上ミスを根絶する機能
デリバリー統合管理複数のデリバリー注文をPOSレジで集約し、店舗全体の売上を統合管理する機能

運営支援機能

会計以外のバックオフィス業務を一元化し、オーナーの事務作業を削減する機能です。

機能詳細
勤怠・シフト管理従業員の出退勤を打刻・記録し、給与計算の負担軽減や残業の早期発見に繋げる機能
予約・顧客管理空きテーブルの状況や顧客の注文履歴を可視化し、ダブルブッキングを防ぐ機能
本部管理複数店舗の数値をリアルタイムで比較し、店舗間での食材移動やヘルプ要員を管理する機能
外部システム連携クラウド会計ソフト等へデータを自動送信し、日々の仕訳や確定申告を効率化する機能

飲食店向けPOSレジの選び方

飲食店向けPOSレジの選び方を紹介します。

店舗の規模に合うか

店舗の規模によって、POSレジに求める役割は大きく異なります。

個人経営の小規模店であれば、まずは使いやすさとコストの低さを最優先にし、複雑な分析機能よりも日々のレジ締め作業をどれだけ楽にできるかに注目すべきです。

逆に、将来的に多店舗展開を視野に入れている場合は、全店舗の売上や在庫、スタッフの勤怠を一括管理できる本部管理機能の充実度が重要になります。

自分の店が現在抱えている課題が人手不足か、原価管理の甘さかを明確にすることが、失敗しない選び方の第一歩です。

業態に必要な機能の有無

飲食店といっても、居酒屋、カフェ、テイクアウト専門店では業務フローが全く異なります。

居酒屋なら、スタッフが客席で注文を取るハンディ端末の操作性が重要ですし、カフェやランチ需要の多い店なら、お客様が自身のスマホから注文するモバイルオーダー機能が回転率アップの鍵となります。

これらの機能がオプションなのか標準搭載なのか、また、将来的に追加したいと思った時にスムーズに拡張できるかどうかを必ず確認しましょう。業態に特化した機能があるレジを選ぶことで、現場のストレスは劇的に軽減されます。

コストが適切か

POSレジの導入コストは月額利用料だけでなくレシートプリンター、キャッシュドロア、キッチンプリンター、Wi-Fiルーターなどの周辺機器費用が必要です。

これらを一式揃えると、安価なタブレットレジでも10万〜30万円程度の初期費用がかかることが一般的です。

また、キャッシュレス決済を導入する場合は、各決済会社に支払う決済手数料もランニングコストとして計算に入れる必要があります。

数年間の運用を見越し、初期費用と月額費用の合計額でシミュレーションすることが大切です。

サポート体制が充実しているか

飲食店の現場で最も恐ろしいのは、混雑時のシステム障害です。インターネット回線が一時的に不安定になっても、オフライン状態で最低限の会計業務が継続できるかどうかを確認しておきましょう。

また、深夜営業や土日祝日の営業がメインの店舗であれば、24時間365日サポートが受けられるか、電話での問い合わせが可能かどうかも極めて重要です。

メールやチャットのみのサポートだと、トラブル発生時に解決まで時間がかかり、機会損失を招く恐れがあるため、保守体制の充実は必須チェック項目です。

決済端末や会計ソフトとの連携の有無

キャッシュレス決済の普及に伴い、現代ではクレジットカードやQRコード決済への対応は必須です。

レジと決済端末が連動(自動連携)していないと、レジで打った金額を決済端末に再度手入力する手間が発生し、金額の打ち間違いによるトラブルが頻発します。

また、既に利用している会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)や、勤怠管理システムとデータ連携ができるかも確認しましょう。

これらのシステムが相互に繋がることで、毎日の記帳作業や給与計算が自動化され、オーナーが本来集中すべき店舗運営やメニュー開発に時間を割けるようになります。

IT導入補助金でPOSレジを安く導入するコツ

POSレジの導入コストを少しでも安くしたいときにおすすめなのが補助金です。ここでは補助金を効果的に活用するコツを紹介します。

補助金の対象製品を選ぶ

POSレジを導入する際に絶対に知っておきたいのが「IT導入補助金」です。

これは、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際の費用を一部国が補助してくれる制度です。

ただし、全てのPOSレジが対象になるわけではなく、事務局にIT導入支援事業者として登録されているメーカーの、指定されたツールである必要があります。

また、単なるレジ機能だけでなく、インボイス制度への対応や、会計ソフトとの連携機能があることなど、細かい要件が設定されているケースが多いため、検討中のサービスが今年の補助金対象かどうかを事前に確認しましょう。

申請期間に合わせて事前準備

補助金の申請には受付期間が決まっており、年間で数回に分けて募集されます。申請したからといって必ずもらえるわけではなく、審査を経て採択される必要があるため、早めの準備が重要です。

採択率を上げるためには、納税証明書の準備や「GビズIDプライム」という電子申請用のアカウント取得を事前に済ませておくことが必須です。

また、多くのPOSレジメーカーでは補助金申請のサポート窓口を設けているため、プロのアドバイスを受けながら申請書類を作成するのが、最も確実に補助金を受け取るためのやり方です。

小規模事業者持続化補助金もチェック

IT導入補助金以外にも、小規模な店舗であれば小規模事業者持続化補助金を活用できる可能性があります。

これは、販路開拓や業務効率化のための取り組みを広く支援するもので、POSレジの導入だけでなく、店舗の改装費やチラシの作成費などと併せて申請できるのがメリットです。

IT導入補助金に比べて、より幅広い経費が対象になりますが、経営計画書をしっかり作成する必要があるため、地元の商工会議所などに相談しながら進めるのが一般的です。

自店の状況に合わせて、どちらの補助金が有利かを比較検討しましょう。

まとめ:自店舗に最適なPOSレジを選んで売上アップへ

飲食店向けのPOSレジのおすすめ、選び方、機能などを解説してきました。

飲食店向けのPOSレジを比較・検討する際は以下の点に注目しましょう。

飲食店向けのPOSレジの選び方
  • 店舗の規模に合うか
  • 業態に必要な機能の有無
  • コストが適切か
  • サポート体制が充実しているか
  • 決済端末や会計ソフトとの連携の有無

上記を踏まえた上で、当記事でおすすめする飲食店向けPOSレジは以下の通りです。

飲食店向けのおすすめのPOSレジ
  • Airレジ
  • スマレジ
  • Square
  • POS+food
  • ワンレジ
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