給与計算アウトソーシングおすすめ3選を比較！【2025年2月】選び方やメリットを解説
「給与計算の手間が大変なのでアウトソーシングをしたい」
「給与計算アウトソーシングのおすすめサービスを比較して知りたい」
会社の給与計算にかかる労力が大きな負担になっている企業は多いでしょう。
そんな人のために、この記事ではおすすめの給与計算アウトソーシングを比較しながら紹介し、給与計算アウトソーシングの選び方や導入するメリットやデメリットなどについても解説します。この記事を読むことで、正しい給与計算アウトソーシング選びができます。
給与計算アウトソーシングおすすめ3選を比較
給与計算アウトソーシングを検討しているのでしたら、「COMIT HR」「freee人事労務アウトソース」「ジョブカンBPO」の3社がおすすめです。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| COMIT HR | 給与計算以外の業務もアウトソースできる 値段が安くコスパが良い |
| freee人事労務アウトソース | クラウドなので即時導入できる 外注から内製に切り替えられる |
| ジョブカンBPO | データがリアルタイムに確認できる 社労士と連携したサポート体制 |
COMIT HR
COMIT HRは、アウトソースに頼りたい業務を組み合わせられる柔軟なサービスです。給与計算アウトソーシングの中でも、コストパフォーマンスが高い点が評価されています。現行システムが特殊な場合でも、新しいシステムを導入してくれます。
| サービス名 | COMIT HR |
|---|---|
| 料金プラン | 要問合せ |
| 機能 | 会社に合わせた柔軟なアウトソース |
| 種類 | クラウド |
| 導入実績 | 株式会社QUATTROや新コスモス電機株式会社など多数 |
| 電話番号 | 03-5405-7996 |
| 会社所在地 | 東京都港区愛宕 2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー38階 |
COMIT HRは、業務の体系が異なるグループ会社などでも、まとめてアウトソースできる柔軟なシステムが特徴です。会社の規模などに応じたサービスを受けられます。
また、料金面に関して、給与計算アウトソーシング業界でもトップレベルのコスパが評価されています。クラウドシステムを通常よりも安く利用できるのが特徴です。
システムの導入から実際の運営まで任せられます。どんな給与計算システムを利用していても、スムーズに導入が可能です。
freee人事労務アウトソース
freee人事労務アウトソースは、外注から内製にスムーズに切替え可能な給与計算アウトソーシングです。freeeは、人事管理ソフトの中でもシェア率1位を記録している人気のソフトで、多数の会社から支持されています。
| サービス名 | freee人事労務アウトソース |
|---|---|
| 料金プラン | 4,000円(スタンダードプラン・最小5名分を年払いした場合の月額料金) |
| 機能 | 外注から内製へスムーズな切替えが可能 |
| 種類 | クラウドサービス |
| 導入実績 | 株式会社アクトやPicoCELA株式会社など多数 |
| 電話番号 | 03-6629-5723 |
| 会社所在地 | 東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階 |
freee人事労務アウトソースは、クラウドサービスですから、すぐにサービスを導入できます。完全にクラウドサービスで完結しているため、安い料金でアップデートも即時対応できます。
シェア率1位を記録したfreee人事労務という独自ソフトを利用するため、アウトソースした業務の情報が溜まり、外注から内製への切り替えも非常に簡単でスムーズです。規模を今後伸ばしていきたい会社に適しているサービスです。
ジョブカンBPO
ジョブカンBPOは、25万社以上の導入実績を誇る人気の給与計算アウトソーシングサービスです。給与計算業務の中でも一部だけを任せることも可能なため、無駄のないアウトソースが可能です。
| サービス名 | ジョブカンBPO |
|---|---|
| 料金プラン | 要問合せ |
| 機能 | クラウドERPサービスの「ジョブカン」を使用 |
| 種類 | クラウド |
| 導入実績 | 25万社以上（シリーズ累計） |
| 電話番号 | 050-5893-9435 |
| 会社所在地 | 東京都渋谷区代々木2丁目2-1 小田急サザンタワー8階 |
ジョブカンBPOは、独自ソフトのジョブカンを利用するため、利用しやすい低価格でアウトソースできます。独自ソフトのジョブカンを利用するため、利用しやすい低価格でアウトソースできます。また、すべてのデータがジョブカン上で共有されるので、社内でリアルタイムにアウトソースの状況を確認できます。
導入に関しては、パートナー社労士などの専門家が監修を担当してくれるため、適切な運営・運用ができるのが特徴です。
ジョブカンBPOは、年末調整や賞与など様々な給与計算を代行してくれます。給与計算業務の中でも、年末調整だけ依頼したいなどの声にも応えてくれるため、費用を節約したい場合に適しています。
失敗しない給与計算アウトソーシングの選び方
給与計算アウトソーシングサービスを比較しながら選ぶ場合、いくつかの選び方のポイントを押さえると、失敗せずに済みます。以下では、給与計算アウトソーシング比較の際の選び方を紹介しますので、参考にしてください。
- アウトソーシングでどこまで対応できるか
- Webから申請できるか
- スタッフの対応窓口があるか
- どのようなセキュリティ対策を施しているか
- 十分な運用実績があるか
- 機能とコストが釣り合っているか
- 勤怠データがスムーズに共有できるか
アウトソーシングでどこまで対応できるか
給与計算アウトソーシングのサービスを比較する際には、アウトソーシングの目的に応じて対応している業務内容をチェックするようにしましょう。
給与計算アウトソーシングを導入する場合、企業・会社ごとに目的が異なります。なぜ給与計算アウトソーシングをするのか、目的をしっかり整理して、目的を達成できる対応業務・機能を持つサービスを比較・検討するようにしましょう。サービスごとに業務の対応範囲も異なるので、確認を忘れないようにしましょう。
Webから申請できるか
サービスを選ぶときには、Webでの申請・申込ができるかどうかを確認しましょう。オンラインで申請入力できると、楽でスムーズに申請ができるからです。
担当者とのメールや電話でのやり取りでしか申請や手続ができない場合には、時間と労力が無駄になってしまいます。特に申請する業務の量などが多い場合には、Web申込で手続が完結するサービスが簡便です。
スタッフの対応窓口があるか
給与計算アウトソース利用の前には、スタッフによる対応窓口サービスの有無もチェックしましょう。
従業員からの給与計算などの業務の問い合わせをアウトソーシングできないと、担当者が対応に追われてしまいます。各種業務の問い合わせに対する対応窓口のアウトソースに対応しているサービスを選ぶと、業務の効率が格段に上がります。
対応窓口業務は複数のサービスがアウトソーシングに対応していますので、検討しているサービスが対応してくれるかを確認するようにしましょう。
どのようなセキュリティ対策を施しているか
給与計算の代行を検討する場合には、各種サービスのセキュリティ対策の内容まで確認するようにしましょう。もしもセキュリティ対策が不十分で、社員・従業員の勤怠データ・給与データなどが漏洩してしまうと、会社の信用問題などにつながってしまいます。
具体的には、プライバシーマークを取得しているかどうかなどを確認するようにします。第三者によってセキュリティ対策が評価されていれば安心できます。
十分な運用実績があるか
各サービスのウェブサイトなどを確認する際には、運営実績が十分にあるかどうかも確認しましょう。豊富な運用実績をもっているサービスを選ぶと、ノウハウや経験の蓄積がありますから、質の高いサービスを提供してもらえます。
具体的には、ウェブサイトに掲載してある運用実績や、開業してから何年経っているのか、などを確認します。経験が浅いと、満足できる給与計算業務をしてもらえないかもしれません。実績を積み重ねているサービスを選ぶようにしましょう。
機能とコストが釣り合っているか
サービス比較をするときには、各サービスのコストと機能をしっかり比べながら選ぶようにしましょう。値段が高くても機能や対応範囲が充実していないケースなどもあるからです。
自社の業務をアウトソースする場合、どんな機能が必要なのかを整理して把握しましょう。必要な機能・条件を満たしているサービスで、コストを比較するとコスパのよいサービスが見つかります。コストと効果(機能)を比べて、損をしないサービスを探しましょう。
勤怠データがスムーズに共有できるか
給与計算業務をアウトソーシングしようと各サービスを比較する際には、勤怠のデータを社内で簡単に共有できるかどうかも確認しましょう。アウトソースした結果、勤怠データなどを把握しづらくなってしまうようでは、スムーズな業務ができません。
社内で従業員が簡単に勤怠データにアクセスできるかどうかという点も重要ですし、アウトソースする前の自社勤怠データと連携できるようなソフト・サービスを提供しているかどうかも大切です。
給与計算アウトソーシングとは何
給与計算アウトソーシングとは、社員・従業員の給与計算や年末調整などの業務を、外部のプロに代行してもらうサービスのことです。社会保険料の控除や、各種税金・手当・賞与計算などの対応も依頼できます。
給与計算には、熟練の経験・知識や法改正に対応した業務のアップデートなど、様々な専門的要素が絡んできます。これらに対応する業務を外注することで、自社従業員の負担を軽くし、計算ミスなどの失敗を防ぐことが可能です。
アウトソーシングサービスは、専用ソフトの充実などにより、高機能化や低価格化がなされており、近年では多くの企業が活用しています。
給与計算アウトソーシングの3つの種類
給与計算アウトソーシングには、3つの種類がありますので比較して導入を検討するようにしましょう。具体的には、「大企業向け」「中行企業向け」「システム一体型」の3種類があります。以下、それぞれについて具体的に解説します。
大企業向けのサービス
給与計算アウトソーシングサービスには、従業員の数が100名を超える大きな企業向けのサービスがあります。大企業では、人事異動の頻度が高くて、業務内容が煩雑になりやすい傾向があります。
そのため、大企業向け給与計算アウトソーシングでは、様々な給与計算に対応できる機能が設計されています。必要な計算の業務量も多くなりますので、サービス側のスタッフ・チームのマンパワーも重要です。
中小企業向けのサービス
給与計算業務のアウトソーシングサービスには、中小企業向けのサービスもあります。具体的には、従業員数が100名以下の中小企業が対象となっているサービスです。
中小企業では独自の業務ルールがある企業が多く、柔軟性に特化した機能が設計されています。また、中小企業では計算業務の人員が十分に割り当てられず、担当者の負担が大きくなります。給与計算以外にも様々な範囲がフォローされているサービスを選ぶと、自社従業員の負担が大きく軽減可能です。
システム一体型のサービス
給与計算アウトソーシングの中には、システム一体型の給与全体の幅広いシステムを提供しているタイプのサービスがあります。給与計算業務だけでなく、人事業務やヘルプデスクなどまで任せたい会社に適しています。
システム一体型のサービスを選ぶと、給与全体のデータをリアルタイムで一元的に管理可能です。給与計算以外の煩雑な幅広い業務をアウトソースすることで、会社全体の業務が効率化できます。
給与計算アウトソーシングを使うメリット
給与計算アウトソーシングサービスを選択する際には、アウトソースの利点・メリットを把握した上で比較して検討することが重要です。給与計算アウトソーシングには様々なメリットがあります。以下では、具体的なメリットを順番に紹介します。
給与計算業務のコストをカットできる
給与計算アウトソーシングサービスを利用するメリットとして、給与計算業務にかかるコストをカットがあります。自社従業員がやらなければならない給与計算業務を外注化することで、スタッフの人件費や給与計算システムなどが削減できます。
人材に関するコストは、スタッフへの給与と教育費用からなりますが、アウトソーシングを利用することでこれらをカットできます。
給与計算に関する法改正にも自動対応できる
給与計算アウトソーシングを使うメリットとして、様々な法改正に自動で対応できるという点が挙げられます。各種の税法や社会保険に関しての法改正があると、システムや知識のアップデートが必要となりますが、外注するとサービス側が自動対応してくれるため、自社で対応する必要がなくなります。
アウトソースすると、計算方法の変更に対応するための研修なども不要となり、システムに関する費用をコストカットできます。
コア業務に集中して生産性が上げられる
給与計算アウトソーシングの活用には、自社の人員がコア業務に集中することができるようになり、会社全体の生産性をアップできるメリットがあります。給与計算業務を委託することで、リソースに余裕ができる従業員が出てきます。これらの人員を会社本来のコア業務に集中させることで、社内の生産性が上がるからです。
自社企画などのコア業務に人員・リソースを割り当てられることは、会社にとって大きなメリットです。
正確な給与計算が実現する
給与計算業務をアウトソースするメリットとして、正確な給与計算ができるようになる点が挙げられます。専門知識や経験が不足している自社従業員に任せるよりも、アウトソーシングサービスの給与計算のプロに任せた方が、より正確な給与計算ができるからです。
専門知識不足による給与計算ミスなどは、会社の信用に大きなダメージを与え、従業員の不満も高まってしまいます。プロに委託することで正確な給与計算ができると、会社の評判や社員のモチベーションの向上にもつながります。ミスをした場合の法的なリスクも回避可能です。
繁忙期の人員調整の手間が省ける
給与計算をアウトソーシングすることのメリットとして、給与計算の繁忙期に人員調整をする手間が省ける点があります。年末調整の時期などは、給与計算の負担が重くなります。外注することで、繁忙期に人員調整をしなければならずコア業務が手薄になるという事態を避けることが可能です。
給与計算をアウトソースすれば、繁忙期に臨時のスタッフを採用するなどの必要もありません。人材コストを削減でき、社内のリソースも最適化できます。
給与計算アウトソーシングを使うデメリット
給与計算のアウトソーシングには、メリットばかりではなくデメリットもいくつかあります。メリットとデメリットを比較して、自社にとって外注を利用した方がいいのかどうかを慎重に検討するようにしましょう。以下では、給与計算アウトソーシングのデメリットについて詳しく解説します。
給与計算に関するノウハウがストックできない
給与計算アウトソーシングを利用するデメリットには、給与計算に関連する業務のノウハウを蓄積できない点が挙げられます。アウトソースすると、自社では関連業務をほとんどしなくなるため、知識や経験が蓄積できません。自社のノウハウがないと、外注先でのトラブルに対して、自社対応ができなくなるリスクもあります。
給与計算を外部委託する場合には、外注サービスから業務内容なデータに関するフィードバックがあるかどうかなどを含めて比較・検討するようにしましょう。
社員情報をはじめとした情報が漏洩するリスクがある
給与計算業務をアウトソーシングすることのデメリットとして、社員の個人情報などのデータが漏洩してしまうリスクがある点が挙げられます。外注を利用すると、外部の企業・サービスに自社の社員情報や給与情報を渡すこととなります。セキュリティ対策が十分になされていない場合、情報が流出してしまいかねません。
アウトソーシングサービスを選ぶ際には、情報漏洩などに対するセキュリティ対策が十分になされているかどうかを確認するようにしましょう。
勤怠管理や人事管理などの業務は自社での対応が必要
給与計算アウトソーシングは、勤怠管理・人事管理などの業務は自社対応が必要です。給与計算アウトソーシングで委託できるのは、あくまで給与計算の範囲だけです。
関連業務の勤怠管理・人事管理などの業務もアウトソースしたいのであれば、別のアウトソーシングと契約しなければなりません。近年では、人事関連の業務を幅広く請け負うサービスも登場していますので、各サービスの業務範囲を調べてみるようにしましょう。
給与計算アウトソーシングの料金相場
以下では、給与計算アウトソーシングの利用料金の相場について、具体的な額を挙げて紹介します。給与計算アウトソーシングには「大企業向け」「中小企業向け」「システム一体型」の3種類がありますので、順に解説します。
大企業向けのサービスの料金相場
従業員数が100人を超える大企業向けサービスの場合、基本料金と1人あたりの料金で利用額が決まります。
| 基本料金（月額料金） | 数十万円程度（要相談） |
| 1人当たりの料金 | 400円程度（要相談） |
従業員数100名以上の大企業の場合、料金は要相談です。規模・従業員数によって利用料金は大きく異なりますが、月額10万円～数十万円くらいが実際の料金相場です。また、どの業務範囲を外注するかでも料金は異なります。
中小企業向けのサービスの料金相場
従業員数が100人未満の中小企業向けサービスの場合、従業員数が40人未満と100人未満とで料金が変わります。具体的には、以下の表の通りです。
| 従業員数40人未満 | 基本料金（月額料金） | 5,000～25,000円程度 |
|---|---|---|
| 1人あたりの料金 | 380～800円程度 | |
| 従業員数40～100人未満 | 基本料金（月額料金） | 10,000～40,000円程度 |
| 1人あたりの料金 | 400円程度 |
上記の料金相場は、給与計算のみを外注した場合の料金です。どの範囲の業務を委託するかで料金が大きく変わるので注意しましょう。
システム一体型のサービスの料金相場
給与計算だけでなく給与全体のシステムを提供している「システム一体型」の場合の料金相場は、システム利用料金と1人あたりの料金の合計です。「freee人事労務アウトソース」の場合、以下の表のような料金です。
| 基本料金（月額料金） | 3,980円 |
|---|---|
| 1人あたりの料金 | 500円 |
【まとめ】自社に必要な業務範囲や機能などに合う給与計算アウトソーシングを選ぼう
給与計算アウトソーシングを比較して検討する場合、自社に必要な業務範囲・機能に合ったサービスを選ぶようにしましょう。
給与計算業務のみのアウトソースが目的の場合には、実績のあるサービスかどうかを比較するといいでしょう。給与計算業務以外に、対応窓口（ヘルプデスク）業務や、勤怠管理・人事管理業務まで外注する場合は、システム一体型サービスの中から比較して選ぶのがおすすめです。
給与計算アウトソーシングは、依頼する業務内容によって金額が大きく変化するのが特徴です。なぜアウトソースするのか、目的をしっかりと定めた上で比較するようにしましょう。
