Webコンサルティング会社3つを比較！【2025年2月】選び方や依頼できることも解説

マーケティングの主戦場がWeb上になって久しいですが、いまだにWebマーケティングに苦戦している企業が少なくありません。そこで、Webコンサルティング会社に施策の提案や実施を依頼する企業も増えています。しかし、 「どのWebコンサルティング会社に依頼すればいいか分からない」という人も多いでしょう。

当記事ではおすすめのWebコンサルティング会社を紹介します。Webコンサルティング会社の選び方や依頼できる内容、費用相場なども解説しているので、当記事を読めば自社に合ったWebコンサルティング会社を選べるようになります。Webコンサルティング会社への依頼を検討している方はぜひご覧ください。

Webコンサルティング会社おすすめ3つを比較

Webコンサルティング会社のおすすめを3つ紹介します。それぞれの企業の特徴は以下の通りです。

おすすめのWebコンサルティング会社	特徴
PPP株式会社	様々な施策をワンストップで依頼可能
StockSun株式会社	Webコンサルティングの枠を超えた支援を受けられる
ポップコーン株式会社	ペルソナ設定に強み

それぞれ異なる強みを持つので、自社に合った企業を選びましょう。

PPP株式会社

料金プラン	要問い合わせ
実績	要問い合わせ
おすすめな企業	複数の施策をワンストップで依頼したい企業
電話番号	–
会社所在地	〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス 2F

PPP株式会社はマーケティング施策をはじめとしたWebコンサルティングの他、コンテンツ制作やシステム開発なども手掛ける企業です。さまざまなWebコンサルティング会社とパートナーシップを結んでおり、Webマーケティングに関するナレッジを積極的にシェアしています。

結果として、より洗練された施策の提案や実施を受けることが可能です。施策に必要なクリエイティブやWebサイトの制作も行っているので、Webマーケティング施策を行う準備段階からワンストップで依頼できます。

また、顧客のWeb周りにおける外注先の選定や見極めなどを行う「外注警察」というサービスも提供しており、業務フローの見直しを依頼することも可能です。

StockSun株式会社

料金プラン	要問い合わせ
実績	株式会社オープンハウスグループ 株式会社KADOKAWA ナイル株式会社など
おすすめな企業	Webコンサルティングだけでなく、経営や営業戦略についてもアドバイスを受けたい企業
電話番号	–
会社所在地	〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目7-30 フロンティアグラン西新宿地下1階B102号室

StockSun株式会社は1,300社以上の支援実績があるコンサルティング会社です。2017年設立の比較的新しい企業にも関わらず大企業の支援実績が豊富なのが特徴で、SEO対策会社の専門外の領域を支援するなど、マーケティングに知見のある企業の支援も行っています。

依頼できる施策は幅広く、サイト制作やSEO対策といった一般的なものだけでなく、YouTube運用のコンサルティングを依頼することも可能です。営業支援やキャリア支援といったWebコンサルティングの枠を超えた支援を受けることも可能で、組織運営などについても相談できます。

Webコンサルティングだけでなく、ビジネスパートナーとして信頼して依頼できる企業といえるでしょう。

ポップコーン株式会社

料金プラン	要問い合わせ
実績	要問い合わせ
おすすめな企業	ターゲット層について深堀りしたい企業
電話番号	–
会社所在地	〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目21番5号 ミサワビル601号室

ポップコーン株式会社は、特にユーザーの深堀りを重視しているWebコンサルティング会社です。Webコンテンツの情報量とユーザーからの信頼度が反比例しているという考えのもと、よりユーザーに寄り添った施策の実施を信条としています。

上記の理由からユーザーのペルソナ設定を綿密に行うのが特徴で、自社のユーザーの傾向や嗜好、特性などを細かく予測できるのが強みです。自社のターゲット層を把握するために、一度問い合わせを検討してみるのも良いでしょう。

失敗しないWebコンサルティング会社の10の選び方

Webコンサルティング会社を選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。

特に担当者との相性は、生産性のあるやりとりをする上で重要です。それぞれ詳しく解説します。

課題・目的に合った依頼ができるか

まずは自社の課題や目的に合った施策を依頼できるかを確認しましょう。マーケティングにはいくつかの段階があります。そのため、施策を行う際には自社の課題や目的を明確にし、適切な施策を実施していくことが重要です。

特にWebマーケティングでは、それぞれの段階に合った多種多様な施策が用意されています。自社の目的に合った施策を依頼できるWebコンサルティング会社に依頼すると、求める成果が得られない可能性があるので注意しましょう。

予算内で依頼できるか

続いて、予算内で依頼できるかも確認しておきましょう。Webコンサルティング会社では、サービスがパッケージ化されていないことも少なくありません。一般的には、実施する施策の内容や規模によって料金が上下します。

工数がかかる施策や大規模な施策を依頼する場合、費用が高額になる可能性が高いので注意しましょう。一方で、予算を抑えすぎると効果的な施策を行えず、金額に見合った成果が得られない可能性があります。費用対効果の高いWebコンサルティング会社に依頼したいのであれば、あらかじめ自社の目的や課題を明確にし、必要な費用を見積もっておくことが重要です。

自社の業界・業種にマッチした実績を持っているか

自社の業界や業種での実績を持っているかも、Webコンサルティング会社を選ぶ際に確認したいポイントです。Webマーケティングを行う際には、ターゲット層に合わせた施策を実施することが重要になります。

一般的に、施策のターゲットとなるユーザーは、業界や業種で共通の特性を持っていることが多いです。自社と同じ業界や業種での実績があるWebコンサルティング会社に依頼すれば、過去の実績から自社のユーザーのターゲティングを適切に行えるので、施策を効果的に実施できます。

担当者の実力や相性がよいか

Webコンサルティング会社に依頼する際には、自社を担当することになるコンサルタントの実力や相性が特に重要になります。企業自体に実績があったとしても、担当者に実力がなければ最適な提案が受けられません。

そのため、Webコンサルティング会社を選ぶ際には、実際に担当者と顔を合わせ、提案まで聞いてから検討することをおすすめします。複数の企業の提案を聞けば、自社と相性の良い担当者に依頼できる可能性が高くなるでしょう。

実行支援まで手伝ってもらえるか

実行支援まで行ってくれるかも、Webコンサルティング会社を選ぶ際のポイントです。Webコンサルティング会社によっては、課題点の洗い出しや施策の提案までをサービスとしており、施策のサポートや代行までは行っていないことも少なくありません。

そのため、施策の代行まで依頼したい場合は、事前にサービス内容を確認しておくことが重要です。企業によって施策の得意分野が異なるので、あらかじめ行いたい施策が決まっている場合は、当該施策に強みを持つ企業を検討しましょう。

売上・利益を考慮した施策立案ができるか

Webコンサルティング会社に依頼する際には、自社の事情を考慮した施策立案をしてくれるかも注目しましょう。Webコンサルティング会社によっては、売上や利益を考慮せずに施策を提案してくる場合があります。

また、自社がWebマーケティングにかける比重を考慮せずに、想定以上の規模間の施策を提案してくることも少なくありません。Webコンサルティング会社を選ぶ際には、事前に自社の状況を伝えた上で、自社の事情に合わせた提案をしてくれる企業を選ぶことをおすすめします。

オフライン・オンライン両方の施策が提案できるか

オンライン上の施策だけでなく、オフラインの施策も提案できるWebコンサルティング会社に依頼することも重要です。自社の課題や目的によっては、オンライン施策ではなく、オフライン施策の方が適している場合もあります。

また、オンライン施策とオフライン施策を組み合わせることで、より効果的に集客ができることも多いです。手段を問わず最も効果が期待できる施策を行うためにも、Webマーケティング以外も行える企業も検討すると良いでしょう。

ユーザーの行動調査を実施しているか

Webコンサルティング会社に依頼する際には、ユーザーの行動調査を行っているかも確認しましょう。企業によってはサイトのアクセス解析や競合の調査などによる定量的な分析だけでなく、オフラインでユーザーの行動調査を行っていることもあります。

オフラインでのユーザーの行動調査では、複数のユーザーでアンケート調査を行うことで、データでは分析しきれないユーザーのニーズを把握することが可能です。ユーザーの理解が特に重要な施策を行いたい場合は、ユーザーの行動調査を行っている企業を選択することで、より大きな成果が期待できます。

ワンストップで対応できるか

複数の施策を依頼したい場合は、ワンストップで対応できるかも確認しておきましょう。例えばホームページ制作からマーケティング施策の実施まで依頼したい場合、ワンストップ対応していないと、複数の企業に依頼することになります。結果として、企業間の調整などが必要になり、円滑に施策を進められないことも多いです。

一方で、依頼したい業務をワンストップで行える企業に依頼すれば、全ての施策をスムーズに進められます。打ち合わせや報告会なども一社とのみ行えば良くなるため、自社のリソースも必要以上に割かずに済むでしょう。

依頼内容のカスタマイズは可能か

Webコンサルティング会社に依頼する場合、依頼内容をカスタマイズできるかも重要です。Webコンサルティング会社によってはパッケージ型でサービスを提供していることがあります。パッケージ型の場合は受けられるサービスが固定化されていることが多いため、自社の課題や目的に合わせられないことが少なくありません。

Webコンサルティング会社を選ぶ際には、依頼内容を自由に調整できる企業を選びましょう。特に自社の問題点をヒアリングし、提案型でサービスを提供してくれる企業を選べば、より大きな成果が期待できます。

Webコンサルティングとは何

Webコンサルティングとは、Webマーケティングにおける問題点の洗い出しや改善策の提案をするコンサルティング業務のことです。マーケティング施策の提案や、施策に合わせた業務内容の洗い出しなどを行います。

Webマーケティングは企業のマーケティング手法として主流になりつつありますが、適切な施策を行うためには専門知識が重要です。Webコンサルティングに依頼すれば、自社の目的や予算に合った施策を提案してくれます。結果的に、専門知識がない状態で社内でマーケティング施策を行うよりも、効果的な集客が期待できます。

Webコンサルティング会社に依頼できること

Webコンサルティング会社に依頼できる業務内容は以下の通りです。

施策の提案はもちろん、SEO対策の実装や広告の運用などを行ってくれる企業も多いです。それぞれ詳しく解説します。

Webサイトの課題の洗い出し

まずは自社のWebサイトの課題の洗い出しです。一般的に、Webマーケティング施策は自社サイトにユーザーを誘導するために行います。そのため、ユーザ－が問い合わせや商品の購入などのコンバージョンに到達するためには、サイト自体の構造や導線設計を最適化しなければいけません。

Webコンサルティング会社に依頼すれば、自社が行いたいマーケティング施策に合わせて、サイトが現状抱えている問題点を洗い出してくれます。加えて、洗い出した問題点の改善策も提案してくれるので、施策を行う前にサイトを最適な状態にすることが可能です。

ユーザーの行動調査によるペルソナ設定

Webコンサルティング会社では、施策を行う上で重要になるユーザーの調査も行ってくれます。Webマーケティングは基本的に受動型のマーケティング手法です。そのため、自社の製品やサービスを求めるユーザーの属性を調査し、ユーザーに合わせた施策を行う必要があります。

Webコンサルティング会社に依頼すれば、市場や競合の調査を分析を行ってくれるので、アプローチすべきユーザーの属性を把握することが可能です。さらに、分析したデータから典型的な顧客像であるペルソナ設定も行ってくれます。

Webサイトの提案・構築

Webマーケティングでは、自社サイトの状況や施策の内容によってはサイトの作り直しや、企業サイトとは別のサイトの構築が必要になることもあります。そのため、自社の目的を達成するためにサイトの構築が必要な場合は、Webコンサルティング会社にサイトの構築を提案されることも少なくありません。

一般的に、Webコンサルティング会社はサイトの構築まで行える環境を整えています。サイトの構築まで可能なWebコンサルティング会社であれば、サイト構築を別途外注するよりも、提案内容を余すことなく反映したサイトを構築することが可能です。結果、実際にマーケティング施策を行った際に、より大きな成果を期待できます。

WebサイトでのSEO対策

Webコンサルティング会社では広告運用をメインにしていることが多いですが、企業によってはSEO対策にも対応しています。SEO対策とは、検索エンジンで自社サイトを上位表示させることで、自然検索からの流入数を増やすことを目的としたマーケティング施策です。

SEO対策は長期的な集客効果が望める上、最終的には広告運用よりも費用対効果が高くなる傾向があります。一方で、効果的な施策を行うためには専門知識やスキルが必要なため、自社で実施すると十分な効果が出ないことも少なくありません。

SEO対策に対応しているWebコンサルティング会社に依頼すれば、検索エンジンの最新のアルゴリズムに則った最適な施策を提案してくれます。企業によってはコンテンツの制作など、必要となる業務を代行してくれるので、自社のリソースを割かずに施策を行うことが可能です。

オウンドメディアの運営サポート

Webコンサルティング会社はSEO対策を行う上でオウンドメディアを運営する場合、オウンドメディアの運営サポートも行ってくれます。SEO対策の中でも、ユーザーが求める情報を発信することで検索エンジンからの評価を上げるコンテンツSEOは特に効果的な施策です。

Webコンサルティング会社に依頼すれば、オウンドメディアに関する業務をサポートしてくれます。専門家によるサポートを受けられるため、自社で行うよりも効果的な運営が可能です。

SNS広告の運用

近年はSNS広告の運用も手掛けるWebコンサルティング会社も増えています。SNS広告の運用に対応しているWebコンサルティング会社に依頼すれば、SNSでの広告施策に関する提案を受けられる他、施策の代行を依頼することも可能です。

また、最近はSNS広告の運用だけでなく、SNSアカウント自体の運用について提案や代行を行う企業も増えています。SNSの運用は認知獲得や購買意欲の促進といった施策で特に有効なので、自社の方針によっては依頼を検討してみても良いでしょう。

アナリティクス分析・改善案の作成

Webコンサルティング会社では、施策の提案や実施だけでなく、施策の効果測定や改善案の提案も行ってくれます。Webマーケティング施策では、定期的に効果測定を行った上で分析を行い、施策の改善をしていくことが重要です。

Webコンサルティング会社に依頼すれば、豊富なノウハウをもとに分析結果から問題点を洗い出し、最適な改善策を提案してくれます。施策の代行まで依頼している場合は改善策への対応も行ってくれるので、自社のリソースを割かずに施策の効果を高めることが可能です。

Webコンサルティング会社を利用する5つのメリット

Webコンサルティング会社を利用する主なメリットは以下の通りです。

特にWebマーケティングに関するノウハウをストックできるのは大きなメリットです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

オウンドメディア運営にかかるリソースを削減できる

オウンドメディアの運営を行いたい場合は、Webコンサルティング会社に依頼することで、運営にかかるリソースを削減できます。オウンドメディアの運営はSEO対策の中でも特に効果的な手法ですが、記事の制作や定期的なリライトなどが必要になるため、工数がかかりがちです。

そのため、自社でオウンドメディア運営を行うと、担当者が本来の業務にリソースを割けなくなってしまいます。Webコンサルティング会社に依頼すれば、費用こそかかりますが、自社のリソースを割かずに施策を実施できるので、本来の業務に集中することが可能です。

Webマーケティングに関するノウハウがストックできる

Webコンサルティング会社に依頼すれば、Webマーケティングに関するノウハウをストックできます。Webコンサルティング会社からの提案や定期報告の内容を担当者がインプットすれば、社内にWebマーケティングに関するノウハウを蓄積することが可能です。

その上で、担当者がインプットした内容をもとに社内でナレッジシェアを行えば、Webマーケティングに知見のある人材を増やせるため、将来的な施策の内製化に役立てられます。後述しますが、Webコンサルティングの依頼費用は高額になることも少なくありません。

そのため、はじめのうちはWebコンサルティング会社に依頼してノウハウをストックし、自走できる状態になったら内製に切り替えることをおすすめします。

最新のアルゴリズムが把握できる

最新のアルゴリズムが把握できることも、Webコンサルティング会社に依頼するメリットです。基本的に、Webマーケティングは媒体への依存度が高い手法となっています。そのため、各媒体のアルゴリズムの変化を逐一把握しなければ、効果的な施策を行うことができません。

Webコンサルティング会社に依頼すれば、定期報告の際に検索エンジンやSNSなどの媒体におけるアルゴリズムの傾向を報告してくれます。そのため、自社で調査しなくても、常に最新のアルゴリズムの状況を把握することが可能です。

採用費をかけずにプロに依頼できる

Webコンサルティング会社に依頼すれば、採用費をかけずにプロに依頼することが可能です。自社でWebマーケティング施策を行う場合、専門知識やスキルを持った人材の採用が必要になります。しかし、採用活動の支出は大きく、採用後も人件費が発生するため、新規で人材を採用するのはハードルが高めです。

一方で、Webコンサルティング会社に依頼した場合は、支出をコンサルティング期間中に発生する費用のみに抑えられます。予算に合わせた依頼をすれば、必要以上に費用をかけずに施策を行うことが可能です。

客観的な視点でアドバイスがもらえる

客観的な視点でアドバイスが受けられることも、Webコンサルティング会社に依頼するメリットです。自社でマーケティング施策を行うと、どうしても施策の正当性についてバイアスがかかります。また、社内のノウハウが足りていないと、本質的な改善策にたどり着けないことも少なくありません。

Webコンサルティング会社に依頼すれば、施策の問題点の洗い出しや改善策の立案について、外部の専門家の視点を入れられます。加えて、過去の支援業務から得た豊富なノウハウをもとにした提案を受けられるため、自社では導き出せないような施策が実施できる可能性があるのもメリットです。

Webコンサルティング会社に依頼する際にかかる費用相場

Webコンサルティング会社に依頼する際にかかる費用の相場は以下の通りです。

施策内容	費用相場
SEO対策	月5万円～50万円
ホームページ制作込みのSEO対策	月50万円～200万円
データ解析・改善	月3万円～50万円
戦略立案	月20万円～
全体コンサルティング	100万円～1,000万円

基本的には施策にかかる業務量が多くなるほど、金額が高くなる傾向があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

SEO対策のみの対応は月5万円～50万円

SEO対策のみを依頼する場合、Webコンサルティング会社への依頼費用は月額5万円～50万円程度になります。施策によって金額に幅があり、内部SEO施策は比較的低価格で依頼できますが、外部SEOやコンテンツSEOは金額が高くなることが多いです。

特にコンテンツSEOの場合はキーワードの選定のみで料金が発生し、コンテンツの制作代行まで依頼する場合は、別途費用がかかります。施策の規模によっては相場以上の金額がかかることもあるので、事前に確認しておきましょう。

ホームページ制作込みの対応は月50万円～200万円

Webマーケティング施策では自社のホームページが必要不可欠です。Webコンサルティング会社にホームページ制作から依頼する場合、月50万円～200万円程度の費用がかかります。ホームページの制作費用はサイトの規模によって変動することが多いです。

特にホームページ内でオウンドメディアを運営する場合は、想定以上に費用がかかることも珍しくありません。そのため、実施する施策も考慮しつつ、ホームページの規模を考えた上で予算を設定することをおすすめします。

データ解析・改善の対応は月3万円～50万円

Webマーケティング施策のデータ解析や改善を依頼する場合、費用相場は月3万円～50万円程度になります。施策の効果測定や分析については、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのツールを利用すれば無料で行うことが可能です。しかし、データを基にした分析を行うためには専門的な知識が必要になります。

簡単なリサーチや小規模のサイトの分析であれば、低価格で依頼できる可能性がありますが、大規模な分析が必要な場合は月額数十万円かかることも少なくありません。特にメディアサイトの場合は、大規模な分析が必要になることも多いので注意しましょう。

戦略立案の対応は月20万円～

経営やマーケティングの戦略立案など、より上流からのコンサルティングを依頼する場合は、料金が高くなることが多いです。一般的には最低でも20万円程度かかることが多く、内容によっては100万円を超えることも少なくありません。

ただし、高額な分期待できる成果も大きいです。また、場合によってはDX化の推進による業務効率化など、マーケティングの枠を超えた恩恵が受けられる場合があります。依頼先の信用度が高く、マーケティング以外の助言も求めたいのであれば、依頼を検討してみても良いでしょう。

全体のコンサルティングは100万円～1,000万円

以上を踏まえた上で、全体的なコンサルティングを依頼する場合、費用相場は100万円～1,000万円程度になります。Webコンサルティングは確実に成果が出るものではありません。そのため、不明瞭なものに対してどの程度の金額を掛けられるかが論点となります。

予算を抑えたい場合は部分的な施策のみを依頼するなど、内容を調整しましょう。サービスがパッケージ化されていなければ、自社の状況に合わせて柔軟な提案をしてくれる可能性が高いです。

Webコンサルティング会社の利用で押さえておくべき注意点

Webコンサルティング会社に依頼する際には、以下の点に注意しましょう。

特に依頼したからといって丸投げせず、こまめにコミュニケーションをとることは重要です。それぞれ詳しく解説します。

丸投げせずにコミュニケーションを取る

Webコンサルティング会社に依頼する場合、依頼した業務を丸投げしないようにしましょう。依頼先とのコミュニケーションが欠けると、業務の方向性にズレが生まれる可能性があります。結果、費用対効果が低下することも少なくありません。

Webコンサルティング会社とは綿密なコミュニケーションをとり、認識のすり合わせをこまめに行いましょう。コミュニケーションの機会を増やせば、依頼先のノウハウをインプットすることも可能なので、将来的に施策を内製化する際にも役立ちます。

アドバイスされた内容を記録しておく

先述の通り、Webコンサルティング会社とこまめなコミュニケーションをとれば、依頼先のノウハウを自社に蓄積することが可能です。しかし、単にコンサルタントの話を聞いているだけでは、ノウハウを余すことなくインプットするのは困難です。

Webコンサルティング会社とやりとりする際には、コンサルタントの話を細かく記録しておきましょう。特にWeb会議の内容を録画などしておけば、社内でのナレッジシェアが容易になる他、研修などにも利用することが可能です。

【まとめ】自社の課題・目的に適したWebコンサルティング会社を選ぼう

Webコンサルティング会社のおすすめや選び方、サービス内容や費用相場などについて解説してきました。

Webコンサルティング会社を選ぶ際には、企業だけでなく担当者の実力や相性もチェックしましょう。企業自体の評判が高くても、担当者の経験が少ないと、適切なサポートを受けられない可能性があります。

また、施策の方針のすれ違い防止や、自社でのノウハウ蓄積のために、コンサルタントとのコミュニケーションは綿密にとるようにしましょう。アドバイス内容を記録しておけば、社内での教育にも活用できます。

当記事を参考に、ぜひ自社に合ったWebコンサルティング会社を探してみてください。